毎月20時間の作業工数がかかる定型業務をわずか20分に短縮!
グループ企業への積極的なRPA展開により、働き方改革の実現をめざす
香川県高松市に本社を置く、東証一部上場の総合不動産会社・穴吹興産株式会社様(以下、あなぶき興産様)は、慢性的な人手不足を解消するため四国日立システムズのRPAサービス「定型業務自動化支援サービス」を導入しました。 本格導入に先行したトライアル利用では、毎月20時間の作業工数が掛かる業務をわずか20分に短縮するなど、確かな導入効果を確認しました。今後、あなぶきグループにRPAを積極的に展開し、生産性の向上および働き方改革を実現していきます。
慢性的な人手不足を解消するため
RPAによる定型業務の自動化を行いたい
あなぶきグループ様は不動産事業を中心に、介護サービス、人材サービス、電力提供事業など、幅広いサービスを展開しています。年々厳しさを増す労働力不足はあなぶきグループ様においても例外ではなく、 グループを統括するあなぶき興産様にはグループ各社から人手不足に関する相談が次々と寄せられていました。デジタル活用によりグループ内の業務効率化を推進するグループ統括部では、2017年の夏頃からこうした慢性的な人手不足を解消する手段として、 RPAの活用を検討していました。「便利であっても、それほど必要性を感じないIT製品も多い中で、RPAは中長期的にあなぶきグループに欠かせないソリューションになると感じていました」(グループ統括部デジタル戦略担当)。
「情報収集をしていると必ず名前が出てくる」
実績を評価し、日立システムズグループを指名
日立システムズのRPAセミナーにも参加するなど、導入に向けた情報収集を進めるうち、あなぶき興産様はRPA導入ベンダーとしての日立システムズグループの存在感を強く感じるようになったと言います。 「いろいろなところで情報収集をしていると、必ず日立システムズグループの名前が出てきました。西日本で一番RPAを取り扱っているのも日立システムズグループでしたし、先行者ノウハウに期待してパートナーに選定しました」(グループ統括部デジタル戦略担当)。 RPA導入費用は年度予算に組み込まれていませんでしたが、来期からの本格導入に向けて急遽、定型業務自動化支援サービスのトライアル利用を開始することになりました。
月20時間の定型業務がわずか20分に短縮!
RPAがもたらす経営メリットは計り知れない
あなぶき興産様は「入出金明細表の作成」「経費承認用の基礎資料作成」「勤怠データのチェック作業」の3業務を対象に、RPAの実証実験を開始しました。 実際の業務処理を四国日立システムズのRPA担当に見せると、翌週にはその業務を自動化するロボットプログラムの試作品が提供されました。これを動作検証し、改善を重ねる形で実証実験は進められました。
自動化の効果が特に大きいとされているのが「勤務データのチェック作業」です。これは給与計算のためにグループ各社の勤怠データを目視でチェックする作業で、毎月20時間の作業工数が掛かっています。 ロボットプログラムが本格稼働を開始すれば、これがわずか20分程度に短縮される予定で、業務を担当する社員様からは大きな期待を受けています。
この「勤怠データのチェック作業」は本来、統一システムの構築による効率化を検討すべき業務ですが、あなぶきグループ様は積極的なM&Aにより成長・拡大を続けており、統一システムの構築が難しい状況にあります。 アナログな業務処理を続けざるを得ないこうした事情に対して、RPAは非常に有効なソリューションと言えます。
あなぶき興産様は今後、RPA選任部署を社内に設置し、グループを横断して業務自動化の取り組みを進めていく予定です。あなぶきグループ様全体で業務の自動化が進めば、得られる経営メリットは計り知れません。 あなぶき興産様は今後もグループ一丸となって、生産性の向上および働き方改革の実現をめざしていきます。
ロボット開発の手際の良さには脱帽!
今後も豊富なノウハウを還元してほしい
四国日立システムズは、最初のデモンストレーションの時から、RPAに関する豊富な経験と高い技術力を感じさせてくれました。こちらが自動化について何か要望を伝えると、RPAで実現する方法以外にも、業務自体を見直した方が早い、
など別視点の提案もしてくれました。「ロボットを作る」のではなく「業務を効率化する」という本来の目的を見失わない対応が徹底していて良かったと思います。その場ですぐにロボットプログラムを作成してしまう手際の良さもお見事でした。
RPAの導入・活用に関して、たくさんの成功事例をお持ちだと思いますので、今後も豊富な経験やノウハウを、あなぶきグループの業務改革推進の取り組みに還元していただきたいと思います。
穴吹興産株式会社
人にときめき、街にきらめきを。
あなぶき興産は、人と街に根ざした「不動産価値創造企業」を目指します。
「不動産の持つ無限の可能性に挑戦し、常に新しい価値を創造することで、そこに暮らし、訪れる人々、そして街の未来を豊かにしていく。」
これが、あなぶき興産が目指す「不動産価値創造企業」の在り方です。
そこから、マンション事業、あらゆる収益不動産の開発を手掛ける不動産戦略投資事業、企業に新しい価値をもたらす事業再生など、多彩な事業が生まれてきました。
その実現を支えているのは、私たちの中に息づく、創業以来のDNAとも言える、「チャレンジスピリッツ」と「進取の気勢」であり、地域に根ざした企業姿勢です。
そして、そこから生み出される独創性豊かな商品やサービスを提供することで、これからも、お客様に、「次は何だろう?」「いつも期待以上のものを提供してくれる!」という“わくわく感”をお届けしていきます。
1985年6月、香川県高松市にて「アルファステイツ木太」の分譲を開始して以来、地域に根ざした事業展開と多様化するニーズに応える多ブランド展開により、西日本を代表するマンションブランドに成長した「アルファ」シリーズ。 マンション事業は、あなぶき興産の中核を成す事業部門です。
「不動産の持つ無限の可能性に挑戦し、常に新しい価値を創造する」当社のこの企業姿勢を最も色濃く反映しているのが、不動産ソリューション事業です。既成概念にとらわれない大胆な発想。 「未経験」な事にこそチャンスがある、というスタンスで、あなぶき興産の新しい未来を切り開きます。
あなぶき興産がとらえるM&Aとは、対象企業の経営資源を最大限に活かした事業承継、従業員の承継であり、対象企業とあなぶき興産との”あらたな価値創造”をもたらすプラス思考、ポジティブ発想のビジネスです。
いよいよ本格的な普及期に入ったRPA
業務自動化を通じて生産性向上を支援します
西日本でも多くのお客さまにRPAを導入いただいています。グループ各社と連携しながら、生産性の向上、働き方改革の推進をご支援させていただきます。
今回の取材にご協力いただいたお客さま
ご協力ありがとうございました。
*本内容は2018年9月時点の情報です。
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
四国日立システムズは、情報システムのコンサルティング/設計から構築/運用/工事/保守まで、ITに関する課題をワンストップサービスで解決いたします。